1923年にRSCDSを設立し、人生をかけてスコティッシュ・カントリー・ダンシングを普及し、RSCDSの原動力となった人、ミス・ミリガンを記念する基金で、RSCDSの主幹基金です。
グラスゴーの中学校の体育教師だったダンカン・マクラウドはジョーダンヒル・カレッジで学び、ジーン・ミリガンの指導を受けました。妻のシーナもグラスゴー・ブランチの会員で、1950年代のミス・ミリガンのインタナショナル・デモチームの一員でした。
ダンカンはRSCDSのチェアマンとして活躍し、ミス・ミリガンの死後、サマースクールのデレクターをつとめました。
ダンカン・マクラウドを記念する奨学金は、サマースクールの資格試験コースに参加する若手の体育科の先生のためのものです。
キティ・マクラフリンは、アブロース出身のたいへん尊敬された音楽の先生で、5歳からピアノを始め、ロイヤル音楽アカデミーのケア―ド奨学金の奨学生でした。
彼女はアブロース・ミュージック・フェステバルに長く関与し、その一部であったカントリー・ダンス・クラスで演奏していました。SCDへの関心は母譲りのもので、長期間にわたりスコットランド各地のフェスティバルや、サマースクールのクラスで演奏しました。
キティ・マクラフリン賞はサマースクールのミュージシャン・コースに参加する人のための奨学金です。
デレク・ヘインズはリバプール出身で1953年にSCDを始め、1954年から1962年までリバプール・ブランチのティーチャー、委員会メンバー、トレジャラ(会計)をつとめました。
地方の成人クラス・SCDウィークエンドでSCDを指導し、サマースクールでカントリー・ダンスとハイランド・ダンスの両方を指導しました。彼はダンス作者としても有名で、ダンス会のプログラムによく登場するNeidpath Castle, Miss Gibson’s Strathspey, The Clansman はRSCDS出版のブックに含まれています。
デレク・ヘインズ賞はサマースクールに参加する16-25歳の会員に毎年提供されます。
アレスター・エッキンヘッドはアードロッサン生まれで、1940年、見習い体育教師としてジョーダンヒル・カレッジに入り、陸軍除隊後に正式に同校の体育教師になりました。その後の教育活動では、子どもたちの間でSCDを奨励することに熱意を示しました。1948年の北西エアシャー・ブランチの設立に助力し、サマースクールでも指導、のちに副デレクターもつとめ、1988-1991年はソサエティ・チェアマンに就任しました。アレスター・エッキンヘッド奨学金はサマースクールに参加するヤングダンサーに提供されます。
16-25歳の学生ダンサーに提供される奨学金で、‘Wee Green Book 小さなグリーンブック’ の収益による基金です。基金名は寄贈者のジョン・ダケットにちなんでおり、彼はグリーンブック第6版 (1992) のダンス・ダイヤグラム作成に初めてコンピュータを導入した人物です。
遺産の寄贈
RSCDSは将来の人たちにスコティッシュ・カントリー・ダンシングを普及・発展させる慈善団体です。寄付・遺産使途をみなさんが決められる立場にあり、他に有用な使途がなければ、ソサエティの諸計画や新規構想に資金を与えることで、ソサエティの将来の安定化に寄与することができます。
ソサエティが所在する法的地域では、寄付や遺産贈与を行なううえでかなりの税法上の利点が見込めます。寄付するにあたって必ずしも専門家の関与を必要としませんが、遺産を贈与したいと考えている方は、弁護士と相談し金額を増減して目的を満たすやり方が最善です。弁護士が必要とする情報はつぎのとおり:
- 贈与遺産額
- 意図する用途
- ソサエティの名称と所在地は明確にしなければなりません。(ソサエティ-The Royal Scottish Country Dance Society, 12 Coates Crescent, Edinburgh, Scotland )
ソサエティは、ソサエティの「一般基金」に追加される形で寄付や遺産贈与を求めてはいないことを十分にご留意ください。特定の目的、発展、奨学金用に使途が明らかな既存の基金がすでにあります。JMMFはソサエティ発展に寄与する活動を支援する基金ですが、実際のところ、これまで役員会はJMMFの範囲に入らない遺産寄贈を受け入れています。